常用漢字あれこれ(氏原 基余司:文化庁主任国語調査官)

第1回 大正時代の「常用漢字表」(前)
掲載号:2011年(平成23年)5月15日号〔第1881号〕
内容:
・連載を始めるに当たって
ちょっと気になる常用漢字に関連する疑問などを広く取り上げて、月に一度一緒に考えてみませんか?
・大正時代の「常用漢字表」(前)
〈資料〉略字表

 

第2回 大正時代の「常用漢字表」(後)
掲載号:2011年(平成23年)6月15日号〔第1883号〕
内容:
・5度作られた「常用漢字表」がほぼ似た文字数なのは、偶然というより、一般の社会生活で必要となる漢字の数は戦前も戦後もそれほど変わるものではないという事実の反映
「漢字表」と「仮名遣い」
・仮名遣いの問題はいかに表記指導の根幹に関わるものであるかという事例—「じよう」「じやう」「ぢやう」「でう」「でふ」
「漢字表」の実施
・関東大震災のため実施が遅れた大正12年の常用漢字表と、新聞社の実行への決意
〈資料1〉「宣言」(読売新聞、大正12年8月6日)
〈資料2〉「漢字制限に関する宣言」(読売新聞、大正14年6月1日)

 

第3回 終戦直後の「常用漢字表」(前)
掲載号:2011年(平成23年)7月15日号〔第1885号〕
内容:
・終戦から僅か8か月後にまとめられた常用漢字表案を3回に分けて取り上げ、終戦前後の漢字政策の流れを紹介する
戦後初の国語審議会
・戦後最初の国語審議会は終戦からわずか3か月
・保科孝一国語審議会幹事長と大村文部次官の発言からは、終戦を機にこれまで実行できなかった国語改革を成し遂げたいという強い意志が伝わる
標準漢字表と常用漢字表案
・標準漢字表を再検討するところから始まった常用漢字表案の審議
・常用漢字表案は当用漢字表の原案
・漢字表を常用漢字、準常用漢字、特別漢字の三種に分けていることが特徴

 

第4回 終戦直後の「常用漢字表」(中)
掲載号:2011年(平成23年)8月15日号〔第1887号〕
内容:
標準漢字表と常用漢字表
・昭和17年6月17日の国語審議会第6回総会で答申された標準漢字表
・答申の3か月前の中間報告に至るまでに100回にも及ぶ審議
・この審議経過から、標準漢字表は常用漢字表を強く意識して作成され、戦前の漢字政策の集大成であったことが分かる
答申「標準漢字表」の改変
・昭和17年6月国語審議会答申「標準漢字表」と昭和17年12月文部省発表「標準漢字表」はなぜ大きく違うのか?
政治問題化した標準漢字表
〈資料1〉昭和17年6月国語審議会答申「標準漢字表」第1ページ
〈資料2〉昭和17年12月文部省発表「標準漢字表」第1ページ

 

第5回 終戦直後の「常用漢字表」(後)
掲載号:2011年(平成23年)9月15日号〔第1889号〕
内容:
どこが国体非違思想なのか
「準常用字及び特別字」のどこが国体非違思想となるのか
「標準漢字表」に反対する建白書
全てを受け入れた文部省
標準漢字表の再審議
戦後初の国語審議会で表明された、新生日本再建の時に当たり、国語問題の解決が全ての改革の前提であり基礎であるという認識

 

第6回 常用漢字表案から当用漢字表へ(前)
掲載号:2011年(平成23年)10月15日号〔第1891号〕
内容:
常用漢字表案の問題点
第九回総会における発言
・漢字数の不足を端的に指摘した日本経済新聞社長の小汀利得
・専門の用語中、どうしても必要な漢字は認めてほしいと指摘した法制局長官の入江俊郎
・漢字数だけ制限しても音訓は自由に使うということでは、漢字使用の負担は余り軽減されないと指摘した作家の山本有三
一二九五字となった理由
漢字に関する主査委員会
・常用漢字表案が議決に至らなかったことを受けて、新たに設立された「漢字に関する主査委員会」により答申された「当用漢字表」

 

第7回 常用漢字表案から当用漢字表へ(後)
掲載号:2011年(平成23年)11月15日号〔第1893号〕
内容:
当用漢字表、名称と役割
・「漢字に関する主査委員会」昭和21年八月24日に開催された第14回委員会で当用漢字表という名称が初めて登場
・委員の発言内容に共通するのは、当用漢字表の作成が、民主国家の建設に寄与するという強い思い
初めての内閣告示
・当用漢字が内閣告示・内閣訓令という形で実施することになった理由
過渡的な漢字表
・漢字を減らす方向・・・しかしどこまでか?

 

第8回 当用漢字表とローマ字化⑴
掲載号:2011年(平成23年)12月15日号〔第1895号〕
内容:
・根強い「いずれ漢字を全廃して、ローマ字化するまでの過渡的な漢字表である」という見方
当用漢字表と漢字全廃
・『日本語が亡びるとき』(水村美苗)、『漢字は日本語である』(小駒勝美)ではどう書かれているか?
次回から取り上げる話題
・以上の「当用漢字表は漢字全廃までの一時的かつ過渡的な漢字表である」という主張について、次回から検討していく

 

第9回 当用漢字表とローマ字化⑵
掲載号:2012年(平成24年)1月15日号〔第1897号〕
内容:
・前回、引用二書に共通する「当用漢字表は漢字全廃までの一時的過渡的な漢字表にすぎない」という主張の妥当性について検討する
連載の中で明らかにしたい問題
漢字全廃は図られたのか?
1 「アメリカ教育使節団報告書」に書かれている内容
2 「アメリカ教育使節団報告書」で提言された内容に対するGHQの対応
3 文部省の長年の悲願についての捉え方
アメリカ教育使節団報告書
・戦後の教育に絶大な影響を与え続けた報告書
・教育基本法、六三制、PTAも
・この報告書の中で実現していないのは「国語の改革」ぐらいと言われている

 

第10回 当用漢字表とローマ字化⑶
掲載号:2012年(平成24年)2月15日号〔第1899号〕
内容:
・引き続き、「当用漢字表は漢字全廃までの一時的過渡的な漢字表にすぎない」という主張の妥当性について検討
教育使節団報告書
・アメリカ教育使節団報告書で提案されたこととは?

 

第11回 当用漢字表とローマ字化⑷
掲載号:2012年(平成24年)3月15日号〔第1901号〕
内容:
・占領下で文部省は「国字のローマ字化」についてどのように捉えていたのかを、資料を下にみていく
『日本における教育改革の進展』
「第七章 国語改革の現状」
「ローマ字化」のトーンダウン

 

第12回 当用漢字表とローマ字化⑸
掲載号:2012年(平成24年)4月15日号〔第1903号〕
内容:
・アメリカ教育使節団報告書の勧告内容とGHQとの関係について
国字ローマ字化とGHQ
勧告に対するマッカーサーの声明
・以上見てくると、GHQは早い段階で、ローマ字化を放棄していたことがわかる

 

第13回 当用漢字表とローマ字化⑹
掲載号:2012年(平成24年)5月15日号〔第1905号〕
内容:
・『国語審議会の記録』(文部省、昭和二七年)を読み解く
ローマ字化に関連する記述
ローマ字化するという疑惑
・国語審議会が積極的にローマ字化を進めたというのは全くの誤解であることははっきりと読み取れる

 

第14回 当用漢字表とローマ字化⑺
掲載号:2012年(平成24年)6月15日号〔第1907号〕
内容:
やり取りの背景にあった統合問題
・国語審議会とローマ字調査審議会の統合をめぐって
・なぜ国民にローマ字化の誤解が広がっていったのか
「国語問題要領」における記述内容
・国字のローマ字化を否定する記述があれば、今の「常識」もかなり違っていたはず

 

第15回 当用漢字表とローマ字化(8)
掲載号:2012年(平成24年)7月15日号〔第1909号〕
内容:「いずれローマ字化される」という誤解がなぜ広がったのかを考える
新聞に見る「ローマ字化の意義」
・昭和二一年四月一六日の読売報知の社説「大衆的ローマ字運動へ」
・漢字の廃止、ローマ字の採用=民主化との主張
ローマ字化を阻止した?文部省

 

第16回 当用漢字表とローマ字化(9)
掲載号:2012年(平成24年)8月15日号〔第1911号〕
内容:
「いずれローマ字化される」という誤解がなぜ広がったのかを考える
半年間で3度もローマ字化を社説で主張した読売報知
・昭和20年11月12日「漢字を廃止せよ」
・昭和21年2月18日「国語の民主化」
・昭和21年4月11日「大衆的ローマ字運動へ」
国語民主化の最後の目標
・「国語の民主化」をさらに紹介—説得力はあるか?
残された検討すべき問題

 

第17回 当用漢字表とローマ字化⑽
掲載号:2012年(平成24年)9月15日号〔第1913号〕
内容:
㈰文部省は、明治以来、1962年に至るまで漢字の全面廃止を悲願とし、その実現を目指してきた、㈪「当用漢字表」は漢字の全面的な廃止を政府が決定するまでの間、当面使う漢字表として作成されたものである、という水村氏の主張の妥当性について検討する
根拠はどこにあるのか
国語調査委員会の調査方針

 

第18回 当用漢字表とローマ字化(11)
掲載号:2012年(平成24年)10月15日号〔第1915号〕
内容:最初の常用漢字表を作成した大正10年発足の「臨時国語調査会」の方針はローマ字化なのか?
調査方針はあったのか
臨時国語調査会と国語審議会
最後の論点はどこにあるのか

 

第19回 当用漢字表とローマ字化(12)
掲載号:2012年(平成24年)11月15日号〔第1917号〕
内容:
当用漢字表が漢字の全廃を前提とする漢字表であったのかどうかを検討する
漢字をどこまで減らすのか
漢字全廃は考えていない
注目すべき安倍会長の挨拶
漢字の存在を肯定的に捉えているという意味で漢字全廃とは正反対の捉え方が明確に

 

第20回 当用漢字表とローマ字化(13)
掲載号:2012年(平成24年)12月15日号〔第1919号〕
内容:
漢字排除論の撤回宣言
安倍会長の挨拶の重要性
漢字仮名交じり文と吉田提案

 

第21回 当用漢字表とローマ字化(14)
掲載号:2013年(平成25年)1月15日号〔第1921号〕
内容:
吉田提案の具体的な内容
昭和37年12月13日に開かれた国語審議会の第49回総会での吉田提案とは
吉田提案と第六期国語審議会
漢字仮名交じり文と吉田提案

 

第22回 当用漢字表とローマ字化(15)
掲載号:2013年(平成25年)2月15日号〔第1923号〕
内容:
第五六回総会での議論
「国語審議会や文部省にはローマ字化の方針が引き継がれてきた」とする見方が現在も力を持っている理由がここに。

 

第23回 当用漢字表とローマ字化(16)
掲載号:2013年(平成25年)3月15日号〔第1925号〕
内容:
吉田の提案趣旨説明
第7期国語審議会の最終総会となる第57回総会における吉田の提案趣旨説明を引き続きみてみる

 

第24回 当用漢字表とローマ字化(17)
掲載号:2013年(平成25年)4月15日号〔第1927号〕
内容:
提案趣旨説明後の議論
・引き続き、第7期国語審議会の最終総会となる第57回総会における吉田の提案趣旨説明
・今後、再び漢字全廃路線に戻るかもしれないという吉田の、国語審議会や文部省に対する強い不信感が読み取れる

 

第25回 当用漢字表とローマ字化(18)
掲載号:2013年(平成25年)5月15日号〔第1929号〕
内容:
引き続き、第7期国語審議会でのやりとり。
吉田発言の「われわれ」は、國語問題協議會を指す
森戸会長の談話
「あらためて漢字かなまじり文を正則とするということを公表するということは、かえって誤解を生ずるおそれがある」
平生文部大臣の答弁
・昭和11年の3月25日に広田内閣の文部大臣に就任した平生はカナモジカイの会員
・漢字廃止を目指すという個人の信念を文部大臣の立場から、その実現を図ろうという考えがあるのか、との加藤政之助の質問にこたえて

 

第26回 当用漢字表とローマ字化(19)
掲載号:2013年(平成25年)6月15日号〔第1931号〕
内容:
加藤政之助の質問に対する、平生大臣答弁の検証
昭和一一年五月九日の答弁概要
二日後の取消し発言
・吉田の発言にはかなり不正確な部分があることが分かる

 

第27回 当用漢字表とローマ字化(20)
掲載号:2013年(平成25年)7月15日号〔第1933号〕
内容:
・昭和29年5月15日の国語学会創立十周年の記念大会における「漢字制限の問題点」という討論会
・討論会の開催時、国語審議会委員で、国語学会の代表理事でもあった時枝誠記の発言をめぐって
時枝発言をめぐって
朝日新聞の切り抜き
見つからない切り抜き

 

第28回 当用漢字表とローマ字化(21)
掲載号:2013年(平成25年)8月15日号〔第1935号〕
内容:
・いずれ漢字全廃に向かうのだと読めるような審議会及び文部省関係者の発言を載せた記事について検証する
4月23日の朝日新聞
有光談話の背景にあるもの
追い詰められていた文部省

 

第29回 当用漢字表とローマ字化(22)
掲載号:2013年(平成25年)9月15日号〔第1937号〕
内容:
・当用漢字表は漢字全廃を実現するまでの間、当面使う漢字表として作成されたもの
・吉田提案により正式な表記が漢字仮名交じり文であると認めざるを得なくなるまで、文部省は漢字全廃を一貫して目指してきた
この2つの主張をめぐって検討を続けてきた連載の結論(第1回)
ローマ字化を阻んだ文部省
ローマ字化方針の否定
英語公用語化が当初の方針

 

第30回 当用漢字表とローマ字化(23)
掲載号:2013年(平成25年)10月15日号〔第1939号〕
内容:
「国字ローマ字化を回避できた真の理由は何だったのか。」その理由を私は、英語公用語化が避けられたのと同様の交渉がうまく行ったからではないかと考えている。その理由は?
ローマ字化についての回想
いつGHQの了承を得たのか
当用漢字表が漢字を守った
天沼寧氏から私自身が直接伺った言葉

 

第31回 日本人の読み書き能力
掲載号:2013年(平成25年)11月15日号〔第1941号〕
内容:
昭和23年8月に実施された「日本人の読み書き能力調査」を紹介
調査の概要と、その目的
漢字の書き取りが大きな問題
調査問題の具体的な内容等
〈資料〉「日本人の読み書き能力調査」で使われた問題

 

第32回 「表音派」と「表意派」
掲載号:2013年(平成25年)12月15日号〔第1943号〕
内容:
文部省や国語審議会は一貫して漢字の全廃を目指してきたという見方がこれほど定着していったのはなぜか
新漢字表試案をどう見るか
国語審議会に対する絶縁状
「表音派」という呼称の影響

 

第33回 「表音派」と「表意派」⑵
掲載号:2014年(平成26年)1月15日号〔第1945号〕
内容:
前回「松坂は、漢字全廃論者であったが、国語審議会の基本的な立場が漢字制限にあることは常に意識していたと思われる」と書いたことに関する補足
表音主義者松坂の発言
表意派の「不安と疑い」
表音派の果たした役割

 

第34回 国語施策の見直し
掲載号:2014年(平成26年)2月15日号〔第1947号〕
内容:
退席騒動を契機に新たな段階に入っていった国語施策
荒木文部大臣の挨拶
表意派に対する配慮
新委員が発令される

 

第35回 当用漢字改定音訓表⑴
掲載号:2014年(平成26年)3月15日号〔第1949号〕
内容:
「改定送り仮名の付け方」とともに、最初の答申となった「当用漢字改定音訓表」について見ていく
中村文部大臣からの諮問
総会における大臣の挨拶
改定音訓表の持つ意味

 

第36回 当用漢字改定音訓表⑵
掲載号:2014年(平成26年)4月15日号〔第1951号〕
内容:
当用漢字音訓表の改定で、以下のように表記が漢字書きへと変更した理由をみていく
昭和34年7月:「送りがなのつけ方」→昭和48年6月:「送り仮名の付け方」→昭和21年11月:「現代かなづかい」→昭和61年7月:「現代仮名遣い」
「仮名」「遣い」となった理由
「つけ方」のままだった理由

 

第37回 当用漢字改定音訓表⑶
掲載号:2014年(平成26年)6月15日号〔第1955号〕
内容:
●どのように変わったのか
・新音訓表の内閣告示に伴い、公用文表記はどう変わったか
・昭和56年の常用漢字表で漢字政策が大きく変わったというイメージが一般に強いようだが、新音訓表が漢字政策の転換点
●「付け方」となった理由
・「つけ方」が「付け方」となった理由とは?

 

第38回 当用漢字改定音訓表⑷
掲載号:2014年(平成26年)7月15日号〔第1957号〕

内容:
・改定音訓表での音訓表に関する批判の多くは、使用できる音訓が余りに制限されているというもの
・この批判と、旧音訓表の音訓の示し方との関係を取り上げる
●旧音訓表の音訓の示し方
・旧音訓表には音訓表に直接掲げられていない「表内音訓」が400以上も存在した
・旧音訓表はどこまでの音訓を認めているのかが必ずしも明確でなかった。
●旧音訓表が批判された理由
・音訓の示し方が分かりにくかったために、実際以上に音訓を制限しているというイメージが強くなっていった

 

第39回 常用漢字表(前)
掲載号:2014年(平成26年)8月15日号〔第1959号〕
内容:
・「異字同訓」の使い分けをめぐって、当用漢字表と旧常用漢字表を比較する
・次々回から取り上げる話題
・常用漢字表作成の経緯
・旧常用漢字表の基本的な考え方

 

第40回 常用漢字表(後)
掲載号:2014年(平成26年)9月15日号〔第1961号〕
内容:
当用漢字表から昭和56年の常用漢字表に至る検討過程における「漢字数の変遷」をみていく
・当用漢字表の字種の検討
・新漢字表試案と常用漢字表案
・第14期国語審議会の検討
結局、当用漢字表からは1字も削除されず、旧常用漢字表を答申。その理由とは?

 

第41回 異字同訓の漢字の使い分け⑴
掲載号:2014年(平成26年)10月15日号〔第1963号〕
内容:
はじめに
・常用漢字表を使用する場合の参考資料としてまとめられた平成26年2月21日の「『異字同訓』の漢字の使い分け例」
・平成24年度の「国語に関する世論調査」では、使い分けで迷う人は74.7%
・「報告」は1つの参考
・次回から何回かにわたって、引用しつつ紹介・補足する

 

第42回 異字同訓の漢字の使い分け⑵
掲載号:2014年(平成26年)11月15日号〔第1965号〕
内容:
●はじめに
・今回から国語分科会報告「「異字同訓」の漢字の使い分け例」を具体的にみていく
・語義と用例が関連付けて示されているという特長により、使い分けの便宜が得られる
●「あう」と「あがる・あげる」
・「合」「会」「遭」
「出会う」か「出合う」かさらに「出逢う」は?
・「上」「揚」

 

第43回 異字同訓の漢字の使い分け⑶
掲載号:2014年(平成26年)12月15日号〔第1967号〕
内容:
●「あし」と「あたたかい」
・「足」と「脚」の違い
・「あたたかい・あたたかだ・あたたまる・あたためる」…「温」と「暖」の違い
●「あてる」と「あと」
・「宛てる」「当てる」「充てる」の違い
・「後」「跡」「痕」の違い

 

第44回 異字同訓の漢字の使い分け⑷
掲載号:2015年(平成27年)1月15日号〔第1969号〕
内容:
●「あぶら」と「あらい」
・「油」と「脂」の違い
・「荒い」と「粗い」の違い
●「あらわれる」と「ある」
・「あらわす・あらわれる」・・・「表」と「現」の違い
・「有」や「在」と「ある」の違い

 

第45回 異字同訓の漢字の使い分け⑸
掲載号:2015年(平成27年)2月15日号〔第1971号〕
内容:
●「あわせる」と「いく・ゆく」
・「合」と「併」
・「行」と「逝」
●「いたむ・いためる」と「うける」
・「悼む」と「痛む」と「傷む」
・「請」と「受」
●「うた」と「うたう」
・「唄」と「歌」
・「謡う」と「歌う」、唄は「唄う」?

 

第46回 異字同訓の漢字の使い分け⑹
掲載号:2015年(平成27年)3月15日号〔第1973号〕
内容:
○「うつ」と「うつす・うつる」・「合」と「併」
・「討」と「撃」と「打」
・「写」と「映」
○「うまれる・うむ」と「おかす」
・「生」と「産」
・「犯す」と「侵す」と「冒す」

 

第47回 異字同訓の漢字の使い分け⑺
掲載号:2015年(平成27年)4月15日号〔第1975号〕
内容:
「おくる」と「おくれる」
・「送」と「贈」
・「後」と「遅」
「おこす・おこる」と「おさえる」
・「起」と「興」
・「押」と「抑」
「おさめる・おさまる」
・「収」と「納」

 

第48回 異字同訓の漢字の使い分け⑻
掲載号:2015年(平成27年)5月15日号〔第1977号〕
内容:
●「おす」と「おそれ・おそれる」
・「押す」と「推す」
・「恐れる」と「畏れる」と「虞れる」
●「おどる」と「おもて」
・「踊る」と「躍る」
・「表」と「面」
●「おりる・おろす」
・「降」と「下」

 

第49回 異字同訓の漢字の使い分け⑼
掲載号:2015年(平成27年)6月15日号〔第1979号〕
内容:
●「かえす・かえる」「かえりみる」
・「帰」「返」
・「省」「顧」
●「かえる・かわる」
・「変」「換」「替」「代」
●「かおり・かおる」
・「香」「薫」

 

第50回 異字同訓の漢字の使い分け⑽
掲載号:2015年(平成27年)7月15日号〔第1981号〕
内容:
●「かかる・かける」
・「掛・懸・架」
●「かく」「かげ」「かた」
・「描」「書」
・「影」「陰」
・「形」と「型」
●「かたい」
・「固い」「硬い」

 

第51回 異字同訓の漢字の使い分け⑾
掲載号:2015年(平成27年)8月15日号〔第1983号〕
内容:
●「かま」「かわ」「かわく」
…「釜」と「窯」
…「革」と「皮」
…「乾」と「渇」
●「きく」「きく」「きる」
…「聞」と「聴」
…「利く」と「効く」
…「切る」と「斬る」
●「きわまる・きわめる」「こう」
…「窮・極・究」
…「請う」と「乞う」
さて、どう使い分けるでしょう?

 

第52回 異字同訓の漢字の使い分け(12)
掲載号:2015年(平成27年)9月15日号〔第1985号〕
内容:
●「こえる・こす」「こたえる」
…「越」と「超」、「答」と「応」
●「こむ」「さがす」
…「混」と「込」、「探」と「捜」
●「さく」「さげる」
…「裂」と「割」、「下」と「提」

 

第53回 異字同訓の漢字の使い分け⒀
掲載号:2015年(平成27年)10月15日号〔第1987号〕
内容:
●「さす」「さます・さめる」
…「指、刺、挿、差」、「注す」「射す」
…、「醒める」「褪める」「覚める」「醒める」
●「さわる」「しずまる・しずめる」
…「触る」「障る」、「静まる・静める/鎮まる・鎮める」
●「しぼる」「しまる・しめる」
…「搾る」「絞る」、「締・閉」

 

第54回 異字同訓の漢字の使い分け⒁
掲載号:2015年(平成27年)11月15日号〔第1989号〕
内容:
●「すすめる」「する」
…「進」「勧」「薦」
…「刷る」「擦る」
●「すわる」「せめる」
…「座る」「据わる」
…「責める」「攻める」
●「そう」「そなえる」
…「添う」「沿う」
…「備える」「供える」
第55回 異字同訓の漢字の使い分け⒂
掲載号:2015年(平成27年)12月15日号〔第1991号〕
内容:
●「たえる」「たずねる」
…「耐える」「堪える」
…「尋ねる」「訪ねる」
●「たたかう」「たつ」
…「戦う」「闘う」
…「裁つ」「断つ」「絶つ」
●「たつ・たてる」「たっとい・たっとぶ・とうとい・とうとぶ」
…「建」「立」
…「尊」「貴」

第56回 異字同訓の漢字の使い分け⒃
掲載号:2016年(平成28年)1月15日号〔第1993号〕
内容:
●「たま」
…「球」と「弾」と「玉」
●「つかう」
…「遣う」と「使う」
●「つく・つける」
…「付」と「着」
…「点ける」「即く」「就く」
●「つぐ」
…「次ぐ」と「接ぐ」と「継ぐ」、「注ぐ」

第57回 異字同訓の漢字の使い分け⒄
掲載号:2016年(平成28年)2月15日号〔第1995号〕
内容:
●「つくる」
●「つつしむ」「つとまる・つとめる」
●「とかす・とく・とける」
●「ととのう・ととのえる」

第58回 異字同訓の漢字の使い分け⒅
掲載号:2016年(平成28年)3月15日号〔第1997号〕
内容:
●「とぶ」
●「とまる・とめる」
●「とらえる」
●「とる」

第59回 異字同訓の漢字の使い分け⒆
掲載号:2016年(平成28年)4月15日号〔第1999号〕
内容:
●「ない」
…「無」と「亡」
●「なおす・なおる」「なか」
…「直」と「治」
…「仲」と「中」
●「ながい」「ならう」
…「長」と「永」
●「におい・におう」
…「匂」と「臭」

第60回 異字同訓の漢字の使い分け⒇
掲載号:2016年(平成28年)5月15日号〔第2001号〕
内容:
●「のせる・のる」「のぞむ」
…「乗」と「載」
…「望」と「臨」
●「のばす・のびる・のべる」
…「伸」と「延」
●「のぼる」
…「上」「登」「昇」
●「はえ・はえる」
…「映」と「栄」

第61回 異字同訓の漢字の使い分け(21)
掲載号:2016年(平成28年)6月15日号〔第2003号〕
内容:
●「はかる」
…「図る・計る・測る・量る・謀る・諮る」
●「はじまる・はじめ・はじめて・ はじめる」「はな」
…「初」と「始」
●「はなす・はなれる」
…「離」と「放」

第62回 異字同訓の漢字の使い分け(22)
掲載号:2016年(平成28年)7月15日号〔第2005号〕
内容:
●「はやい・はやまる・はやめる」
…「早」と「速」
●「はる」「ひく」
…「貼」と「貼」
…「弾」と「引」   (「曳く・牽く・惹く・退く・抽く」)
●「ふえる・ふやす」
…「増」と「殖」
●「ふく」
…「吹」と「噴」

第63回 異字同訓の漢字の使い分け(23)
掲載号:2016年(平成28年)8月15日号〔第2007号〕
内容:
●「ふける」「ふね」
…「更」「老」、「耽」「蒸」
…「船」「舟」、「槽」
●「ふるう」
…「震」「振」、「揮」「篩」
●「ほか」
…「外」、「他」
●「まざる・まじる・まぜる」
…「交」と「混」

第64回 異字同訓の漢字の使い分け(24)
掲載号:2016年(平成28年)9月15日号〔第2009号〕
内容:
●「まち」
…「町」「街」
●「まるい」「まわり」
…「円」「丸」
…「周」「回」
●「みる」「もと」
…「見」「診」(「観、視、看」)
…「元」「下」「本」「基」(「因・素」)

第65回 異字同訓の漢字の使い分け(25)
掲載号:2016年(平成28年)10月15日号〔第2011号〕
内容:
●「や」
…「屋」と「家」
●「やさしい」「やぶれる」
…「易」と「優」
…「破」と「敗」
●「やわらかい・やわらかだ」
…「柔」と「軟」
●「よ」
…「世」と「代」

第66回 異字同訓の漢字の使い分け(26)
掲載号:2016年(平成28年)11月15日号〔第2013号〕
内容:
●「よい」「よむ」
…「良」と「善」(「好」と「佳」)
…「読」と「詠」
●「わかれる」
…「分」と「別」
●「わく」「わざ」
…「沸」と「湧」
…「技」と「業」
●「わずらう」
…「煩」と「患」

第67回 異字同訓の漢字の使い分け(27)
掲載号:2016年(平成28年)12月15日号〔第2015号〕
内容:
●「使い分け」の難しさ
●異字同訓と国語施策
●連載を終えるに当たり