国際法の過去・現在・未来(阿部浩己:神奈川大学教授=国際法)

第1回:国際法と出会う
掲載号:2016年(平成28年)3月30日号〔第1998号〕
内容:
1 国際法なくば立たず!
2 「国際法の一〇年」の軌跡
3 国際法の実像に接近する

第2回:国際法の歴史を物語る
掲載号:2016年(平成28年)4月30日号〔第2000号〕
内容:
1 国際法という言葉の由来
2 ウェストファリア条約
3 文明化の使命
4 「新世界」へ
5 継続する文明化の使命

第3回:国際法と日本
掲載号:2016年(平成28年)5月30日号〔第2002号〕
内容:
1 華夷秩序から国際法秩序へ
2 日本の領域画定
3 蝦夷地
4 琉球
5 現代に及ぶ影

第4回:国際法と災害
掲載号:2016年(平成28年)6月30日号〔第2004号〕
内容:
1 熊本地震
2 災害と被災者の位置付け
3 国の人権保障義務
4 避難者の人権
5 不運と不正義の間

第5回:国際法の描き方
掲載号:2016年(平成28年)7月30日号〔第2006号〕
内容:
1 自然法論と実証主義アプローチ
2 現実主義アプローチ
3 自由主義アプローチ
4 批判的アプローチ
5 フェミニスト・アプローチ
6 第三世界アプローチ
7 おわりに

第6回:国際法は「法」なのか
掲載号:2016年(平成28年)8月30日号〔第2008号〕
内容:
1 英国におけるイラク戦争の検証
2 国際法は「法」ではない?
3 「法」としての国際法
4 問いを発しているのは誰なのか

第7回:国際法の存在形態
掲載号:2016年(平成28年)9月30日号〔第2010号〕
内容:
1 国際法の法源
2 条約
3 慣習法
4 法の一般原則と強行規範
5 ソフト・ロー

第8回:国家について考える① 領域とは何か
掲載号:2016年(平成28年)10月30日号〔第2012号〕
内容:
1 国家をめぐる摩訶不思議
2 国家を成り立たせる四つの要件
3 確定した領域
4 国家領域の本質

第9回:国家について考える② 永住的住民
掲載号:2016年(平成28年)11月30日号〔第2014号〕
内容:
1 永住的住民と国籍
2 国籍は一つが原則なのか
3 国籍の決定基準
4 国籍決定の限界
5 国籍と人権

第10回:国家について考える③ 政府と独立
掲載号:2016年(平成28年)12月30日号〔第2016号〕
内容:
1 実効的政府の存在
2 他国と関係を取り結ぶ能力
3 形式的独立
4 実質的独立

第11回:国家について考える④  国家承認の法と政治
掲載号:2017年(平成29年)1月30日号〔第2018号〕
内容:
1 武力行使と自決権
2 国家の承認
3 承認の効果
4 パレスチナの行方

第12回:国家の消滅――沈みゆく環礁国
掲載号:2017年(平成29年)2月28日号〔第2020号〕
内容:
1 国家が消滅するとき
2 水没する領土と住民
3 継続性の推定
4 存続への模索
5 人々の行方

第13回:台湾は国家なのか
掲載号:2017年(平成29年)3月30日号〔第2022号〕
内容:
1 国家に準ずる法主体
2 領域主権の変遷
3 「一つの中国」という原則
4 台湾の国際的地位

第14回:謎の独立国家ソマリランド
掲載号:2017年(平成29年)4月30日号〔第2024号〕
内容:
1 吉里吉里国と地上のラピュタ
2 謎の国の出現
3 ソマリランドの国家性
4 パンドラの箱
5 未承認の効能

第15回:領域主権と国境管理
掲載号:2017年(平成29年)5月30日号〔第2026号〕
内容:
1 屹立する壁
2 墓場と化す国境
3 外国人の入国の自由
4 国境管理権限の生成

第16回:自己決定権と沖縄
掲載号:2017年(平成29年)5月30日号〔第2026号〕
内容:
1 辺野古基地の建設
2 自己決定権の生成・確立
3 内的自決権
4 外的自決権と救済的分離
5 国際人権機関の対応
6 日米安保と自己決定権

第17回:不思議の国バチカン
掲載号:2017年(平成29年)7月30日号〔第2030号〕
内容:
1 世界最小の国
2 ラテラノ条約
3 国家としての特殊性
4 教皇庁との関係
5 歴史の襞

第18回:国連人権保障システムの至宝——特別報告者①
掲載号:2017年(平成29年)8月30日号〔第2032号〕
内容:
1 日本への働きかけ
2 生成、発展
3 任務の性格
4 活動内容

第19回:国連人権保障システムの至宝——特別報告者②
掲載号:2017年(平成29年)9月30日号〔第2034号〕
内容:
5 特別手続きへの挑戦
6 恣意的拘禁作業部会の「調査」

第20回:核兵器禁止条約と国際法
掲載号:2017年(平成29年)10月30日号〔第2036号〕
内容:
1 核兵器禁止条約の成立
2 分裂の構図
3 国際司法裁判所への請求提起
4 判断回避と現状容認
5 まっとうさを求める声

第21回:エストニアと強制失踪
掲載号:2017年(平成29年)11月30日号〔第2038号〕
内容:
1 タリンの街へ
2 エストニアの独立「回復」
3 「五月広場の母たち」
4 国際社会の対応
5 強制失踪条約

第22回:国家と主権―「イスラム国」の残響―
掲載号:2017年(平成29年)12月30日号〔第2040号〕
内容:
1 動揺する国際秩序
2 ウェストファリア的主権
3 国際法の内における自由
4 主権による国家の保護
5 主権と介入

第23回:外国国家を裁けるか―国家免除という桎梏―
掲載号:2018年(平成30年)1月30日号〔第2042号〕
内容:
1 米軍機の飛行差し止め
2 免除の射程
3 国家免除条約
4 国家免除への司法的挑戦
5 国際司法裁判所を超えて

第24回:国家管轄権の魔法陣
掲載号:2018年(平成30年)2月28日号〔第2044号〕
内容:
1 管轄権を基礎づけるもの
2 領域―属地主義
3 国籍―属人主義
4 重大な国家利益―保護主義
5 国際社会全体の利益―普遍主義
6 ピノチェトが残したもの

第25回:国家管轄権の魔法陣②――権能から義務へ
掲載号:2018年(平成30年)3月30日号〔第2046号〕
内容:
1 もう一つの魔法陣
2 忠誠の絆
3 国家領域
4 空間の拡張
5 空間から人へ
6 ドローン、世界監視網

第25回:在外公館の不可侵
掲載号:2018年(平成30年)4月30日号〔第2048号〕
内容:
1 「平和の少女像」の設置
2 外交関係法の生成・発展
3 公館の安寧と威厳
4 「平和の少女像」と二一世紀の国際法

第27回:国家責任のとり方
掲載号:2018年(平成30年)5月30日号〔第2050号〕
内容:
1 国家責任とは
2 責任の成立
3 責任の解除と追及
4 「慰安婦」問題と国家責任
5 人権条約の視座
6 解決への行路

第28回:国際裁判の展開
掲載号:2018年(平成30年)5月30日号〔第2050号〕
内容:
1 日韓請求権協定と仲裁
2 国際裁判と自由主義
3 仲裁法廷の端緒
4 国際裁判の発展
5 国際裁判の機能と偏在

第29回:国際法を守らせる仕組み
掲載号:2018年(平成30年)7月30日号〔第2054号〕
内容:
はじめに
1 物理的強制と法の執行
2 相互主義的メカニズム
3 個別のメカニズム
4 強制措置の功罪

第30回:国際法における人権
掲載号:2018年(平成30年)8月30日号〔第2056号〕
内容:
はじめに
1 歴史の起動
2 発展の時
3 人権の時代へ
4 歴史物語の陥穽
5 発展の陰影

第31回:国際人権規範の相貌
掲載号:2018年(平成30年)9月30日号〔第2058号〕
内容:
はじめに
1 国際人権章典
2 主要九条約
3 保障される人権
4 同一性から多元性へ

第32回:国際人権保障システムを概観する①
掲載号:2018年(平成30年)10月30日号〔第2060号〕
内容:
1 思考の基本枠組み
2 立法の威力
3 行政、司法、NHRI
4 国連人権理事会

第33回:国際人権保障システムを概観する②
掲載号:2018年(平成30年)11月30日号〔第2062号〕
内容:
5 普遍的定期審査
6 国連人権高等弁務官
7 人権条約のメカニズム

第34回:国内裁判を通じた国際法の実現
掲載号:2018年(平成30年)12月30日号〔第2064号〕
内容:
1 ヘイトスピーチ・デモの規制
2 裁判所と人権条約
3 一元論と二元論
4 日本の裁判実務