刑事法のなかの憲法(村井敏邦:一橋大学名誉教授=刑事法)

第1回 犯罪とは何か
掲載号:2017年(平成29年)4月15日号〔第2023号〕
内容:
・XとYの相談
・教授のコメント
・殺す意思があるだけではだめな理由
・処罰されるのは、行為であって行為者ではないということ

第2回 予備・陰謀・共謀
掲載号:2017年(平成29年)5月15日号〔第2025号〕
内容:
・前回の議論での疑問
・現行法上の予備・陰謀・共謀の罪
・予備・陰謀と共謀との関係
・国会提出の共謀罪法案
・共謀罪と共謀共同正犯の関係
・英米法上の共謀罪と日本での議論との関係

第3回 犯罪の要件としての法益侵害
掲載号:2017年(平成29年)6月15日号〔第2027号〕
内容:
・行為結果の発生
・性犯罪厳罰化法案について
・強姦罪の被害者
・非親告罪化
・犯罪の要件としての法益侵害
・法益による犯罪の分類

第4回 少年年齢引き下げと刑罰制度(上)
掲載号:2017年(平成29年)7月15日号〔第2029号〕
内容:
・選挙年齢と少年年齢との関係
・選挙年齢と少年法適用年齢は連動しなければならないか
・若年者に対する刑事法制
・自由刑の単一化

第5回 少年年齢引き下げと刑罰制度(下)
掲載号:2017年(平成29年)8月15日号〔第2031号〕
内容:
・自由刑の単一化ということ
・自由刑の純化論に対して
・処遇の一環として作業を強制することの是非
・今回の刑罰改革論議の出発点に立って

第6回 死刑制度の基礎知識
掲載号:2017年(平成29年)9月15日号〔第2033号〕
内容:
・最も重い刑罰
・重い犯情? 軽い犯情?
・死刑の選択基準

第7回 死刑の是非
掲載号:2017年(平成29年)10月15日号〔第2035号〕
内容:
・死刑制度の是非
・残虐な刑罰の禁止と判例
・死刑の執行方法の是非

第8回 ピースボート上の死刑論議
掲載号:2017年(平成29年)12月15日号〔第2039号〕
内容:
・一〇四日間の船旅
・死刑と犯罪被害者
・今後の予定

第9回 ピースボート上の死刑論議⑵
掲載号:2018年(平成30年)1月15日号〔第2041号〕
内容:
・ピースボートについて
・裁判員裁判模擬裁判
・冤罪と死刑
・文化放送「死刑執行」を聞いて死刑の是非を討議する

第10回 強制わいせつ罪の成立に、わいせつ目的を必要とするか
掲載号:2018年(平成30年)2月15日号〔第2043号〕
内容:
・罪を犯すという意思のない行為は処罰しない
・罪を犯す意思があるだけでは足りない場合がある?
・一九七〇(S四五)年一月二九日の最高裁判決
・強制わいせつ罪の成立についての判例変更
・判例変更の理由
・今回の判例変更の意味

第11回 日米の科刑方法の違い
掲載号:2018年(平成30年)3月15日号〔第2045号〕
内容:
・性暴力に対する刑罰
・日本の科刑方式
・定期刑と不定期刑

第12回 犯罪の消極的要素

掲載号:2018年(平成30年)4月15日号〔第2047号〕
内容:
・正当防衛ということ
・防衛の意思の有無
・偶然防衛とは

第13回 緊急避難について⑴
掲載号:2018年(平成30年)5月15日号〔第2049号〕
内容:
・Xの交通違反事件
・緊急避難とは

第14回 緊急避難について⑵
掲載号:2018年(平成30年)6月15日号〔第2051号〕
内容:
・緊急避難の位置づけ
・緊急避難と憲法九条問題
・憲法的価値と緊急避難

第15回 義務の衝突とは
掲載号:2018年(平成30年)7月15日号〔第2053号〕
内容:
・前回の事案と義務衝突
・弁護士としての義務が問題になった事案 その1
・弁護士としての義務の衝突 その2

第16回 責任能力について
掲載号:2018年(平成30年)8月15日号〔第2055号〕
内容:
・心神喪失で殺人罪無罪確定
・心神喪失とは
・心身喪失による無罪事例
・心神喪失で無罪となった後

第17回 精神障害者処遇の憲法問題--治安の対象から人権保護へ
掲載号:2018年(平成30年)9月15日号〔第2057号〕
内容:
・医療観察法と精神保健福祉法の区別
・宇都宮病院事件と精神障害者の人権
・医療観察法の制定
・最初の疑問に対して

第18回 裁判官の戦争責任
掲載号:2018年(平成30年)10月15日号〔第2059号〕
内容:
・法適用と価値転換
・裁判官の戦争責任を論じる契機
・公職追放という形の責任追及

第19回 気骨の判決と守るべき法
掲載号:2018年(平成30年)11月15日号〔第2061号〕
内容:
・「気骨の判決」
・悪法も法か
・法の妥当性について

第20回 法の適正性
掲載号:2018年(平成30年)12月15日号〔第2063号〕
内容:
・一厘事件
・「顔のみえる判例」
・「実体的デュープロセス」